「油冷式圧縮機のオイル交換方法」のご紹介

今回は空気圧縮機をご使用いただいているお客様に実施していただく点検項目のうちのひとつですが、機器の取扱説明書には詳しい手順が記載されていない「油冷式圧縮機のオイル交換方法」についてご紹介いたします。

(株)日立産機システム製の空気圧縮機の代表的な機種の交換方法の手順を纏めてみましたので、ぜひご活用いただければと思います。

OSP-7.5~15VARN2、OSP-22・37VARN2・3 オイル交換方法

油冷式圧縮機において、交換基準を超過したオイルを使用し運転を継続しますと、
※① オイルセパレータエレメントの早期目詰まりや、※② 圧縮機本体の損傷にもつながりますので、必ず取扱説明書に記載の交換基準に準じて交換の実施をお願いいたします。

コンプレッサーオイルは、コンプレッサー用に専用設計された重要な部品ですので、必ず指定のオイルをご使用ください。また、指定オイル以外の使用や異なる銘柄の混油の使用において発生した不具合が認められた場合には補償対象外になります。

もし交換方法や不明な点、困り事がありましたらこちらまでお問合せ下さい。

また、今後も空気圧縮機の日常点検の手順を作成し、ご紹介していきたいと思っておりますので、
よろしくお願いいたします。

※① オイルセパレータエレメントの早期目詰まり
オイルセパレータエレメントは、圧縮された空気の中のオイルをエレメント内を通過させることにより分離して再度、圧縮・冷却・潤滑させる働きがあります。
よって、エレメントが目詰まりすると、オイルが分離されず吐出ラインに持ち出され、オイルが早期に減少する原因となります。オイルが減少すると、クーラの冷却能力がオーバーし吐出温度上昇によるコンプレッサーの異常停止に繋がります。

※② 圧縮機本体の損傷
オイルは高温下、高圧下、酸化により本来の性能が劣化します。
劣化したオイルでベアリングの潤滑が行われると、ベアリングの交換基準時期よりも早く寿命を迎えます。
そのまま運転を継続しますと高速で回転しているロータ同士の挙動が不安定になり接触し、圧縮機本体の損傷に繋がります。